コラーゲンってなんなの?コラーゲンが不足するとどうなるの?
コラーゲンという言葉は、化粧品や美容関係グッズを見ていると、よく目にする言葉だと思います。
しかし、いったい体のどんな役割を果たしているんだろう、と考えた事がありますか。
コラーゲンは、私たちの美容、健康に欠かせないものです。
コラーゲンは、人間をはじめ、動物の体内に多く含まれるたんぱく質の1つなんです。
体の皮膚をはじめ、筋肉、内臓、骨、間接、目、髪など、あらゆる組織に入っていて、私たちの体の基礎を作ってくれています。
■コラーゲンってなんなの?
コラーゲンは細胞と細胞の間の「つなぎ」の役割をしています。
人間の体の20%がたんぱく質で、そのうち3分の1はコラーゲンでできています。
コラーゲンは人間の体にとって、なくてはならないものなのです。
また、コラーゲンは体のどこに多く存在しているかというと、約40%が皮膚、約10~20%が骨、軟骨に存在しているんです。
その他にも、コラーゲンは血管や内臓にも含まれていて、言ってみれば、体の地盤の役割を満たしているといえます。
そのコラーゲンが不足すると、体にいろいろな弊害が起こります。
■コラーゲンが不足するとどうなるの?
コラーゲンが不足すると、まず、しわやたるみなどの肌の悩みが生まれてきます。
美容系の悩みの他に、関節が痛んだり、変形したり、骨が衰えたりという、健康的な悩みも引き起こしてしまいます。
コラーゲン不足にならないようにしたいですね。
私たちの皮膚は、表皮、新皮、皮下組織からできています。
その中でも皮膚の中心は新皮であり、新皮の主成分がコラーゲンです。
コラーゲンが不足すると、コラーゲン同士が結びつく不自然な橋が多くなります。
その端で、水分を持つ場所が狭くなってしまいます。
そして保湿しにくくなり、お肌の水分が失われます。
また、コラーゲンは髪や骨にも影響を与えます。
コラーゲンが不足すると恐ろしい病気を引き起こす!
コラーゲンが不足すると、髪が細くなったり、ぱさぱさになったりします。
また、骨はもろくなり、骨粗しょう症になりやすくなります。
骨粗しょう症はなんとなく、カルシウム不足だけが原因のような気がしますが、コラーゲンも深くかかわっているのです。
私たちの体には無数の血管が張り巡らされており、その中の血液が、体のいろいろなところに必要な物質を届けたり、不要なものを運び去ったりしています。
この血管が丈夫で健康でいないと、私たちの体に異常が起こってしまいます。
コラーゲンが不足すると、この血管にも悪影響を与えます。
コラーゲン不足により、血管は細かい傷が治らず、ずっとそのままにいる状態になります。
コラーゲンが不足しているので、その傷を修復することができないのです。
そして、そこから血液中のコレステロールなどが侵入しやすくなります。
そうしていくと、血管が圧迫され、そこにカルシウムも固まっていきます。
血管はもろくて壊れやすい状態になります。
そうすると、脳出血、脳こうそく、心筋梗塞など、血管に関わる病気を発生しやすくなります。
どれも命にかかわる恐ろしい病気です。
コラーゲンが不足すると、美容面はもちろんですが、健康の意味でも重大な影響がある、ということがいえます。
コラーゲンをしっかり摂取して、私たちの体がコラーゲン不足にならないように気を配りたいですね。
コラーゲンは食べ物から摂る以外にも、サプリメントやコラーゲン注射など、いくつかの方法で摂取することができます。
コラーゲンは美容の面だけがよく聞かれますが、その他の体の機能の健康面にも関わってきます。
不足すると恐ろしい病気にまでなってしまうことがあります。
美容と健康面も同時に考えた方が良さそうですね。