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高血圧を引き起こす原因は?改善のための食事療法は?

      2016/10/31

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高血圧の原因には、遺伝的要素と、生活習慣にある要素の2つがあると考えられています。

遺伝的に高血圧の素因がある方は、日ごろの生活習慣に気を付けて、高血圧にならないように予防に努めるべきです。

これからご紹介する、高血圧を引き起こしやすい生活習慣をしている場合は、改善するようにしたいです。

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■高血圧を引き起こす原因は?

●偏った食生活

朝食を抜いている、野菜が足りない、高脂肪・高炭水化物の食事を好んでいる・・・ このような食事は、高血圧リスクを高めます。

●味覚障害

味覚障害を起こしていると、薄い味では満足できないので、つい濃い味付けを好んでしまいがちになります。
結果として塩分や糖分が多めの食事をしてしまい、高血圧リスクが高くなってしまいます。

●不規則な睡眠時間

睡眠障害があると、頸動脈(けいどうみゃく)の内壁が分厚くなり、血管が詰まっています。
それが動脈硬化を進行させるリスクを高めています。

残業時間が多く、睡眠時間が削られている生活をしていると、血圧は高めになります。
睡眠時間が少ないと高血圧になりやすく、睡眠時間が少なるごとに高血圧リスクが高まるという研究結果が出ています。

●運動不足

運動不足は高血圧リスクを高めます。

少しずつでも運動する時間を作るようにして、高血圧の原因となる生活習慣を改善していきたいです。
高血圧があると、糖尿病などの合併症を引き起こしやすいと言われています。

これはなぜかというと、高血圧と糖尿病の原因となる要素が同じだからなんです。
運動不足もそうですし、肥満や喫煙も、高血圧と同じく糖尿病を引き起こす要因となります。

そのほか、脂質異常症ともリスク要因が重なりますので、高血圧の傾向がある方は、これらの病気への配慮も必要になってきます。

●更年期高血圧

女性は、40代以降に高血圧になる傾向が高くなります。

これを更年期高血圧と言います。

それは、血管を拡張するはたらきを持つ女性ホルモン、エストロゲンが減少することで、血管の柔軟性が低下して、
血圧が高くなるためです。

エストロゲンは月経を促すだけではなく、塩分を尿から排出させるための、腎臓の働きを活性化させるというはたらきもあります。
閉経前にエストロゲンが正常に分泌されている間は、塩分が溜まってしまったとしても、腎臓が尿として排出してくれます。

そして体に塩分が蓄積することはありません。
しかし、閉経して、エストロゲンの分泌が激減すると、腎臓の機能も一緒に低下してしまいます。

その結果、うまく塩分を排出できなくなります。

閉経後の女性は、血圧のコントロールが難しくなり、高血圧発症リスクが高まります。

これが更年期高血圧と呼ばれる症状です

更年期高血圧を予防するためには「NO(一酸化窒素)」の分泌を増やすことです。

NOは、血管を拡張させて、しなやかにする働きがあります。
また、腎臓にはたらきかけて塩分を排出しやすくしてくれます。

NOの分泌を増やすには、体の深部温度を1℃以上あげることが有効とされます。
快適な温度のお風呂にゆっくり浸かることで、深部温度が上がり、NOを増やしやすくなります。

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■高血圧改善のための食事療法は?

高血圧の予防は食事療法が有効になってきます。

高血圧が気になる方は、以下にご紹介する食事に気を付けてみるとよいでしょう。

●減塩

高血圧の予防で大切なのは、減塩です。
塩分を摂りすぎると、血圧を上げると言われているからです。

現在、日本人の1日の塩分摂取量として推奨されているのは10g未満です。
しかし、高血圧患者の場合はさらに基準が厳しくなり、1日6g未満が良いとされます。

減塩する方法としては、いつもの料理の味付けを薄くして減塩料理にするというやり方があります。
また、醤油の代わりに酢で味付けして、少ない塩分量でも満足感を出せるように工夫するのも良いでしょう。

醤油さしは、どっと醤油が出てしまうので、「ミスト式醤油さし」「ラー油式醤油さし」を浸かったりして、
出てくる醤油の量を調整すると良いです。

●ミネラルとビタミンをたっぷり

高血圧の予防では、バランスの取れた食事で、ビタミンとミネラルを摂取することが良いです。
特に、新鮮な生野菜や果物を摂ることは、高血圧予防を考えた食事ではとても大切です。

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果物や生野菜にはカリウムが含まれており、塩分の排出に役立ちます。
ただ、このカリウムは、腎臓が悪い方は摂りすぎに注意しないといけません。

●DASH食

DASH食というのは、(Dietary Approaches to Stop Hypertension)の頭文字であり、米国保険研究所などが提唱している、高血圧患者向けの食事療法です。

DASH食の基本は、以下の2つを守るということです。

1)果物、野菜、低脂肪の乳酸菌をたっぷりとる

2)肉類と砂糖を減らす

血圧を下げる作用のある食品を食べるときは、それ単体で食べるよりも、他のものと組み合わせて食べるほうが効果は大きくなります。
DASH食では、この考え方に沿った食べ方をしていきます。

軽症の場合なら、降圧剤を服用しなくても、DASH食だけで高血圧が改善する人もいると言われています。

●チョコレート

チョコレートにはカカオポリフェノールが含まれています。
カカオポリフェノールには、血管を広くする作用があります。

ですから、血圧を下げる効果が期待できるのです。

明治製菓の研究によれば、高血圧のラットにカカオポリフェノールの代表的成分「カカオプロシアニジン」を含む抽出物(CBP)を摂取させて、血圧や血中物質の影響を見てみたところ、CBPを2か月間摂取したラットは、血圧上昇抑制効果が出ています。

CBPは高血圧によっておこる血管の炎症反応、血管収縮を抑制し、血管内皮機能を改善することで、血圧の上昇を増やす効果が期待されています。
ただ、チョコレートは高脂肪・高糖分の食べ物でもあるので、食べ過ぎてしまうと肥満や糖尿病の原因になってしまいます。

食べすぎに注意して、適度に食べるようにすると良いです。
おいしいからと食べ過ぎてしまってはいけません。

以上、いかがでしたでしょうか。

高血圧を引き起こす原因や改善のための食事療法などについて説明しましたが、そのままにして、放っておくと
糖尿病になる恐れがでてきます。

血圧を測って高ければ、一度、医院などに行って調べてみてください。
早ければ早いほど、改善が楽になります。

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