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ノロウイルス感染症とは?症状は?治療予防対策は?

   

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ノロウイルスという言葉は冬になると良く聞きますね。

学校では集団感染が起こったりと、よく新聞などで報道されていますが、

いったい、ノロウイルスとはいったいどんな感染症なんでしょうか。

今回はノロウイルスについてお伝えしていきます。

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[ノロウイルス感染症とは?]

ノロウイルスという名前は2002年の夏に、国際ウイルス命名委員会によって

ノロウイルスという正式の名前が決定されて、全世界 でこの病名が統一されて、

使われるようになりました。  

ノロウイルスはヒトに対して嘔吐、下痢などの急性胃腸炎症状を起こしますが、

多くは2~3日の経過で自然に回復してしまいます。

季節的には11月から3月頃の春先に発症者が多く なり、

冬型の胃腸炎、食中毒の原因ウイルスとして知られています。

人間への感染経路は、主に食品、糞口です。

感染源の代表的なものは?

感染者によって排泄された糞便および吐物は、感染性のあるものとして注意が必要とされています。

下水より汚水処理場に辿り着いたウイルスの一部は浄化処理をのがれ、

河川に排出され、 海でカキなどの二枚貝類の中で濃縮されるんです。

汚染されたこれらの貝類を生のまま、あるいは十分加熱しないまま食べると、

再びウイルスは人体 に戻ってしまい、感染を繰り返してしまいます。

一般に、加熱した食品であればウイルスは完全に無くなるので問題はありませんが、

サラダなど加熱調理しないで食する食材が感染源とな ります。

例えば、汚染された貝類を調理した手や包丁・まな板などから、

生食用の食材に汚染が広がる可能性があります。

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最近のデータでは、ノロウイルスの感染者を 看護や世話をするときに、

患者の吐物、便などから直接感染することも明らかにされているようです。

感染者の糞便・吐物、これらに 直接または間接的に汚染された物品類

食中毒としての食品類には、

● 汚染されたカキ

● 枚貝類の生

● 加熱不十分な調理での喫食

● 感染者によって汚染された食品の喫食

[症状は?]

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ノロウイルスの潜伏期間は大体2~3日位で吐き気、嘔吐、下痢などの症状が起こり、

腹痛、頭痛、発熱、悪寒、筋痛、咽頭痛、倦怠感などの症状も発生することがあります。

しかし、乳幼児や高齢者また、体力の 弱っている人での嘔吐、下痢による脱水や窒息には、

注意をする必要があります。

ウイルスは症状が無くなった後も、一週間ほど患者の便中に排出されるため、

二次感染に注意が必要とされています。

[治療予防対策は?]

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特別な治療はありません。

治療としては、ノロウイルスの増殖を抑える薬はありません。

整腸剤や痛み止めなどの対症療法だけです。

[予防対策]

身近な感染防止対策としては、手を洗うことが一番重要になっています。

また吐物など、ウイルスを含む汚染物の処理にも注意が必要です。

ノロウイルスの粒子は温度に対しては、60℃位の熱にはまだ抵抗性を示すため、

ウイルス粒子の感染性を 奪うには、次亜塩素酸ナトリウムなどで消毒するか、

少なくとも85℃以上で、1分以上加熱する必要があります。

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