受験の神様 亀戸天神の「うそ替え神事」ってなに?嘘が幸運にかわる?
この「うそ替え神事」は同じ学問の神様、湯島天神でも、
行なわれているんです。
人間誰でも嘘をついた後は気持ちの良いものではありませんね。
この「うそ替え神事」(うそかえしんじ)は、神様が嘘を幸運に導いてくれるんです。
亀戸天神には多くの嘘,悪事で悩んでいる人達がお参りにきています。
一年に一回限りです。
今回はこの亀戸天神の「うそ替え神事」についてお伝えしていきます。
「うそ替え神事」ってなに?
うそ替え神事を最初に行ったのは、天満宮の総本山である太宰府天満宮で、
その発端は江戸時代にまでさかのぼるようです。
鷽(うそ)は幸運をもたらしてくれる鳥で、毎年新しい鷽と交換することで、
今までの悪かったことが「うそ」になり、吉兆、出世、幸運をもたらしてくれるということで
信仰されていました。
また、太宰府天満宮のお祭りの際、害虫を追い払ってくれたことでも、
天神様との深い御縁がある鳥と言われています。
そして、鷽鳥の鷽という字が、また学問の學が鷽に似ているところからも、
学問の神様である天神様とのつながりが深いのではないかと考えられています。
この鷽という鳥は、菅原道真がとても可愛がっていた鳥です。
うそが幸運にかわる?
この木彫りで出来た鷽を毎年、新しい鷽と取り換えることによって、
嘘、悪事、などの悪いことがすべてが「うそ」になってしまい、
天神様が幸運をもたらしてくれます。
また、鷽と嘘、取り替えると鳥替える、という言葉にあやかって、
木彫りの鷽を取り替えることで、これまでの嘘、悪事をなかったことにする神事として定着し、現在に至ったようです。
[いつ?]
1月24.25日 (湯島天神は1月25日のみ)
ここ亀戸天神は湯島天神と違って、2日間、行われます。
亀戸天神のうそ鳥は神職の手によって作られて、この日にしか手に入りません。
その他の神社でも「うそ替え神事」を行っています。
五條天神社(台東区上野公園) 1月1~3日、1月25日
北野神社(新井天神)(中野区新井) 1月25日