物忘れがひどくなった?腦に効く運動はあるの?
最近、どういうわけだか物忘れ、さっき聞いたことが思い出せない、
など、感じたことはありませんか。
自分自身、考え込んでしまいますよね。
ボケる年齢ではないし。
しかし、脳も年齢と共に弱っていくんですね。
では、どうしたら健康な脳を保つことができるのか。
今回はこの解決法についてお伝えしていきます。
腦に効く運動とは?
答えは単純です。
ずばり、有酸素運動なんです。
これに尽きます。
腦は筋肉と違って脳を鍛えるのは難しいと思われがちですが、有酸素運動をすればそれで十分だということがわかっています。
普通の脳研究者ならみんなこのように答えるようです。
答えがあまりにも簡単すぎているんですが、脳科学者はもう40年以上前からわかっているようです。
今ではもう個人の脳の体積も測れる時代ですから。
2011年に行われた実験
この年に脳研究者らによって、ある研究が行われ、論文が発表されました。
65歳以上の人達を何十人も集めて二つのグループに分けました。
● Aグループはストレッチ体操を行うグループ。これは無酸素運動です。
● Bグループは有酸素運動を行うグループ。ウォーキングです。
この結果、腦科学者らもびっくりした結果になったようで、
Bグループの有酸素運動を行った人たちの海馬が大きくなったんです。
そして、Aグループのストレッチ体操を行った人たちはなんの効果も現れなかったことがわかりました。
この結果の結論は、現在の脳科学では、有酸素運動により、70代、80代の人達でも30代、40代の人達のレベルと同じように保つことができるということが常識になっているようです。
※ 海馬 脳の神経細胞が集中する器官で、記憶や学習能力に携わっている機能。
今回の研究にはもちろん個人差、運動のやりかた、民族の違いにもよりますが、
毎日、20分位行うと効果的のようです。
また、40代までなら、1週間に一度くらいは激しい運動をするのが良いという論文も出ているようです。
どちらにしても、有酸素運動は腦に良いという事が間違いないようなので、毎日取りいれてみてはどうでしょうか。