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お祭り屋台のテキ屋さんはヤクザ?それとも普通の人?

      2017/09/21

夏が近くなると、日本ではいろいろなところで、お祭りがたくさん開催されますね。

子供の時にお祭りに出会い、その楽しさが忘れられなく大人になっていくというのが日本人のパターンですよね。
もし日本でお祭りが無くなったらどうなるんですかね。

ところでこのお祭りを楽しくさせてくれているのが、屋台の人達だと思うんです。
しかし、お祭りなどの屋台で売っている人たちはヤクザだと、伝えられてきていますよね。

実際、どうなんでしょうか。今回これらの疑問についてまとめてみました。

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お祭り屋台のテキ屋さんはヤクザ?

子供の頃、よく縁日やお祭りに行ったことを覚えていますか?
それはもうワクワクして、楽しかったですよね。

遊戯で遊んだり、食べ物を買ったりと友達や親に連れられて行った記憶がみなさんあると思うんです。
そしてだんだん大きくなるにつれて、親や大人から耳に入り、「あの人たちはヤクザだから気をつけなさい」と言われたことがあるんではないですか。

でも、あなたが屋台の人達を一人一人見たり、話していると、どう感じていますか。
どうみてもヤクザには見えない屋台のテキ屋さんがたくさんいると思いませんか。

実はほとんどの屋台のテキ屋さんはやくざではないんですよ。

昭和の頃はよく、的屋=やくざという定義のように見ていましたが、今は違うんです。
未だに偏見をもっていたら、そのあなたの偏見を取り去ったほうが良いですよ。

実は私も今までそのように思っていたんです。
でも自分自身、この偏見を取り除かなければならないと思ったんです。

テキ屋さんは普通の人達?

聞いてみるとお祭りの時に屋台で商売をするまでが大変のようなんです。
何が大変かというと、毎回お祭りの前に揃えなくてはならない書類があるんです。

1)住民票を役所に取りに行く

2)警察署に行き、住民票と身分証明書を提出

3)収入印紙を買う

4)警察のコンピューターで過去の犯罪歴の有無を調べられる

5)警察から道路使用許可、販売許可が与えられる

どうですか?大変だと思いませんか?

面倒くさいですね。お祭りの前にここまで準備をしなければならないんです。
逆に考えたら、一般の人達でも許可がとれない人達がたくさんいるんではないですか。

ちょっとした犯罪歴でもコンピューターに出てしまうようです。
例えばちょっとした喧嘩でも名前が出てくるようです。

ですから、的屋=ヤクザは過去になってしまったんです。

しかし、今でも1割くらいのヤクザは表には出ていませんが関与しているといわれています。
でも指定暴力団はあまりお祭りには関与していないようです。

例として、今はもうテレビ、マスコミなどの影響で全国的に有名になったお婆ちゃんの原宿、巣鴨地蔵通り商店街。
ここでは毎月、4の日に縁日が開催されるんです。4日、14日、24日。

入り口から約800mに及び、屋台が出ています。
この縁日はここ巣鴨の商店街とここのテキ屋さん(世話人さん)との協力で成り立っているんです。

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もし、企画者がヤクザだったら、商店街の人達は協力しなかったと思いますね。

お祭りを企画しているのはだれ?

ヤクザがお祭りに関与していないとなれば、誰がお祭りの企画をしているんでしょうか。
各地域ごとにテキ屋さんの会、グループがあるんです。

各会がそれぞれ代々持って受け継いでいる地域があるんです。
ようするに縄張りというやつですね。

例えばA神社はA会が仕切っているとすると、B会、C会のグループはA会に出店のお願いをし、場所代を払って商売をします。

逆にB会が仕切っている神社ではA会の人達はお願いにいきます。
このようにお祭りを企画している会を世話人と呼んでいます。

このようにもちつもたれつの関係になっているんです。

神社、お寺はお祭りがあると喜ぶ?

テキ屋さんがたくさん集まって商売をしてくれると、神社やお寺はうれしいんです。
なぜかというと、テキ屋さんからのお金が入ってくるんです。

ようするに世話人がテキ屋さんから集めた出店料からお寺、神社にお金をあげるんです。
馬鹿にならない金額なんですね。

それはもう神社、お寺は喜びますよ。
お金だけではなく、お祭りをすることによって、参拝者がふえるんです。

テキ屋さん様様ですよ。

ある神社がお祭りをやめた結果は?

あるAという神社が暴力団追放というモットーでお祭りをやめてしまったんです。
聞こえはよいと思いますが、その結果、このA神社の参拝客が急激に落ち込んだようなんです。

それはそうですよね。地元民はお祭りを楽しみにしているんですから。
そして、このA神社は世話人にまたお祭りをやってくれるようにお願いしたそうです。

テキ屋さんの中にはスゴイ人達もいますよ!

お祭りで屋台のテキヤさんをみていると、いろいろな人がいますね。

無愛想な人、お行儀が悪い人、おとなしそうな人、愛想の良い人、頭悪そうな人……

このように感じた人もいるんではないですか。
でも、なかにはすごい人もいるんですよ。

あるオジサンは子供を慶應中学から慶應大学までいかせたんです。

またあるオジサンは語学、ペラペラ。英語、ドイツ語など。

ある女性は学校の先生をやっていたとのこと。

また、一部上場企業に努めていたオジサン。

本当にうわべだけではわからないもんですよ。

ではなぜ屋台のテキ屋さんになったのか?

原因は離婚、家族離散などが原因のようで、この商売は気楽でよいらしいですね。
食べていければ良いとのことのようです。

また、お客さんとの対話が楽しいようです。
人生、いろいろありますね。

まとめ

テキ屋さんのほとんどがヤクザではないということです。

ただ、入れ墨を入れたり、風貌が怖そうに見えるからそのようにみえてしまっているんですね。

平成の今、大学生のアルバイトがけっこういますね。

彼らはこの仕事、楽しいといっています。そして、バイト代も良いらしいです。

今度お祭りでは見方をかえてみてはどうでしょう か。

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