離婚をしたら子供はどうなるの?養育費は?
2015/11/18
夫婦が離婚をして一番犠牲になるのは子供なんです。
子供にはなんの罪もないですよね。
離婚をしてもどちらかが子供を引き取るようになると思いますが、
子供を引き取った後、どのように生活をしていけば良いのか、
お互いに、子供を引き取りたかったらどうなるのか、
これから説明していきたいと思います。
● 離婚と親権の関係は
離婚をすることになった場合に、未成年の子供がいる場合に協議離婚をするとなれば、
離婚をしてから誰が子供の面倒をみるのかという親権の問題がでてきます。
離婚後の親権者は法律上の代理人なんです。
夫婦のどちらが親権を持つのかということですが、親権者は、離婚届けの記入欄で、
記載がない場合には、受理されませんから、離婚届けを提出するまでに、
夫婦で親権者をどちらがなるか、決める必要があります。
夫婦でいるときには、夫婦が子供の親権を共同で持つという法律上の決まりがありますから、
離婚してからは夫婦のどちらかが、親権を持つという流れになります。
離婚をしてからも親権を共同で持つことは不可能なので、どちらが引き取るのか前もって
決めておくべきです。
夫婦のうちどちらが子供の親権を持つのか、話が決まらない場合には、
調停を申し立てて家庭裁判所で調停をすることになります。
調停でも親権についての話し合いがつかないという場合には、裁判所で裁判をすることになります。
判決では、父親か母親のどちらかを親権者として認めることになります。
親権というのは元来は、身の上監護権と、財産管理権の二つに分けられるのですが、
分かりやすくいえば、子供が将来一人で生きていけるようになるために、
生活を子供と共にして、子供の身の回りの世話などをすることになるのです。
離婚の局面ではどちらが親権を持つのか、持ちたいのか、考えていたほどよりもめやすく、
夫婦で話し合いをして決着がつけばいいのですが、なかなか難しいようです。
経済的なことや精神的なこと、子供が育つ環境などを総合的に考えて、親権者は決めるべきです。
● 離婚と養育費は
子供がいる場合には、離婚をして、子供を引き取った相手に対して
養育費を支払う義務があるんです。
子どもを育てていくためにはお金がかかりますから、養育費は必要になってきます。
離婚をすれば夫婦の関わりというのは法律的には関係なくなるのですが、
親子の関係というのは離婚をしても関係ありません。
親子は一生親子です。
親は子供が成人になるまでは養育しなければなりません。
それは親としての義務なんです。
子供と一緒に生活している親というのは、色々とお金がかかりますから、
子供を引き取っていない親は、子供に養育費を支払う義務があります。
養育費というのは、よく考え違いされやすいですが、離婚相手に払うという意味ではなくて、
自分の子供の生活費として支払うということになるんです。
離婚の際には、子供の養育費を毎月いくらにするのか、どれだけの期間支払っていくのか、
支払う方法などを色々と話し合って決めていきます。
養育費を支払う場合には、一括で支払う場合と、月々に支払うケースがありますが、
日本の場合には、ほとんどが月々で支払うというケースが一般的です。
実際に離婚をした夫婦で、養育費の支払いが予定通りに行われているか
どうかという点を調べてみると、実際には、半分くらいの人しか、実行しておらず、
時間と共に養育費が中断することがよくあることのようです。
子供は犠牲者
夫婦が離婚して一番かわいそうなのが子供なんです。
子供にはなんの罪もありません。
夫婦が離婚をしても、子供だけには心配させたくないですね。
その点を十分考えてお互い、話し合ってください。
子供には将来があります。