季節のお薦め行事イベントサイト

ひな祭りに食べる縁起の良い料理は?

tabemono6

ひな祭りには子供になにを食べさせてあげようかと、

考えていませんか。

やはり、伝統的な日本の行事なので、子供にもひな祭りには

こういうものを食べるんだよと、教えてあげたいですね。

今回はひな祭りに食べる伝統的な料理をお伝えしていきます。

[伝統的な縁起の良い料理とは?]

日本では伝統的なひな祭りの時に食べる料理があるんです。

しかも、春を待ち受けて伝える旬の食材が使われていますね。

代表的なものは、ハマグリの吸い物、菱餅(ひしもち)、

ひなあられ、白酒(しろざけ)、ちらし寿司などがあげられますが、

一つ一つの料理や色にも、縁起の良い意味が込められているんです。

日本らしいですね。

では、なぜこれらが昔からひな祭りに食べられるようになったのかを

説明していきます。

[ハマグリの吸い物]

ハマグリは、平安時代に「貝合わせ」遊びなどで知られ、

ひな祭りの代表的な食べ物です。

ハマグリの貝殻は、対になっている貝殻でないと、

ぴったりと重なり合いません。

重なり合うということは、仲の良い夫婦ということをあらわし、

一生一緒にいられるようにとの願いが込められている

縁起物の食べ物です。

[菱餅(ひしもち)]

緑、白、紅(ピンク)の三色の餅を菱形に切って重ねたものを飾ります。

この三色の色にはそれぞれ意味があり、

緑は「健康や長生き」、白は「清浄」、紅は「魔除け」を意味するという説と、

もう一つの説は、

緑は「大地」、白は「雪」、紅(ピンク)は「桃」で「雪がとけて大地に草が芽生え、

桃の花が咲く」という意味が込められているという説があります。

●「緑餅」は増血効果があると言われるよもぎを混ぜ、

●「白餅」には血圧を下げると言われるひしの実が入り、

●「紅餅」は解毒作用があると言われるクチナシで色を付けています。

また、菱形は「心臓」を表現していると言われて、

災厄を除こうという気持ちや、

親が娘の健康を願う気持ちが込められています。

[ひなあられ]

ひな祭りの節句の欠かせない和菓子の一つです。

紅、緑、黄、白の四色で春、夏、秋、冬の四季を表していると言われています。

でんぷんが多く健康に良いことから

「一年を通して娘が幸せで健康に過ごせるように」という願いが込められています。

[ちらし寿司]

ちらし寿司に関しては説、言われなどは特にありませんが、

えび(長生き)、れんこん(見通しがきく)、豆(健康でまめに働ける)など、

縁起の良い具がお祝いに合い、三つ葉、卵、人参などの晴れ晴れしい色合いが

春を呼んでくれるため、ひな祭りの料理となったようです。

[ 白酒 ]

もとはというと、桃の花びらを染み込ませた「桃花酒」といのが飲まれていたと言われています。

桃は邪気を祓い、気力や体力の充実をもたらすということで、

薬酒の一つとして中国から伝わってきました。

江戸時代からは、みりんに蒸した米や麹を混ぜて

一か月ほど熟成させた「白酒」の方が親しまれるようになりました。

「白酒」はアルコール度数10%前後のお酒で大人しか飲めないので、

子供にはアルコールなしの「甘酒」をお薦めします。

[その他のひな祭りの縁起物の食べ物]

その他、願いごとが叶うさざえや、はまぐりの代わりとして、

あさりなどの貝類も使用されます。

野菜では、芽を出す(成長する)ものが喜ばれ、わらびやよもぎ、木の芽などを

おひたしや浅漬けにしたり、白酒に浮かしたりして楽しむことができます。

ぜひ、一年に一回のひな祭りに縁起の良い料理を食べて、

子供の健康と成長を願ってください。

「木目込み人形」唯一の正統伝承者
   経済産業大臣指定
  真多呂人形
  

モバイルバージョンを終了