がんというのは初期段階ではほとんど症状が出ないんですね。
体に異変を感じてからでは進行しているケースがほとんどなんです。
「子宮頸がん」も初期の「子宮頸がん」はほとんど症状が出ないのが特徴ですが、
進行するとどのような症状が出るのでしょうか。
今回は「子宮頸がん」についてお伝えしていきます。
[おりものの臭いが強い?]
[症状]
● セックスの時に出血がある
● 茶褐色や黒褐色のおりものが混じる
● 水のような粘り気のあるおりものの増大
● おりものの匂いが強い
● 生理の時以外にも出血がある
● 下腹部や腰、背骨、足に痛みが生じる
このような症状が表れたら要注意が必要です。
婦人科で検査を受けることをお薦めします。
[子宮頸がんの進行は?]
がん細胞の増加はゆっくり進んで、正常な細胞ががんになるのに
5~10年以上かかるといわれています。
子宮頸がんの発症は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因です。
ウイルスが体から出て行かなく、感染が継続していると、がんになる過程の異常(異形成)をつくり、
さらにその状態が進行すると、「子宮頸がん」を発症してしまう場合もあります。
[若い世代に多い?]
20代、30代の女性が患うがんの中で最も多いのが「子宮頸がん」です。
HPVは性交渉が主として感染経路となっていて、年齢に左右されず、
セックスの経験がある女性なら誰でも感染する可能性が大です。
コンドームの使用で発症のリスクが下がるという発表もあるようなので、
自分の体を防御するためにも、セックスに対する意識を高めたいですね。
「子宮頸がん」が多く見られるのは、子宮頸部の入り口付近である外子宮口の部位です。
そのため、定期的に検診を受ければ、がんになる前に見つけることが可能です。
ですから、一年に一度は定期健診をお薦めします。