女性は赤ちゃんがお腹の中にいるときは、なるべく多くの葉酸を摂って
おいたほうが良いと言われています。
また、心臓病に悩んでいる方にも朗報で、葉酸は赤ちゃんの為にだけではなく、
心臓病も助けてくれます。
今回は、いったい葉酸とは何なのかをお伝えしていきます。
[葉酸とは?]
葉酸は水溶性ビタミンの一種なんです。
1941年にホウレンソウの葉から発見されて、アミノ酸の代謝やタンパク質の生合成、ビタミンの
代謝に関与しているのです。
植物の葉の部分や果物、魚類、貝類、海藻、レバーなどにたくさん含まれています。
葉酸はお腹の赤ちゃんに必用?
妊娠を予定している女性は食事意外にも、サプリメントから1日0.4ミリグラムの葉酸を
摂取するよう呼びかけています。
「葉酸のサプリメントの商品について」 母体の健康のために、葉酸のサプリメントを使うことが
国を挙げて推奨されています。
葉酸が不足しているとどうなるのか?
● 貧血・神経障害・腸機能障害・口内炎・胃潰瘍などを引き起こします。
● 動脈硬化を起こしやすくなり、狭心症・心筋梗塞・脳卒中などの発症リスクが高まります。
[妊娠期に葉酸が欠乏すると?]
神経管閉鎖障害が起こり、重度の場合は死に至ることがあります。
無脳児の発生のリスクが高まります。
貧血に関しては、葉酸はビタミンB12と協調してはたらき、
ビタミンの欠乏も巨赤芽球性貧血を引き起こします。
神経管閉鎖障害に対しては、妊娠初期が重要で、特に普段まだ妊娠に気付かない
第一週が最も葉酸を必要とする期間であると考えられています。
妊娠初期 は、胎児の細胞増加が盛んなため、この時期に葉酸の摂取量が不足すると、
神経管 閉鎖障害の発症リスクが高まります。
※神経管閉鎖障害とは 赤ちゃんの脳や脊柱の元になる神経管の生成が不完全になること。
[葉酸にはどのような効果があるのでしょうか?]
葉酸のサプリメントが大事な時期は妊娠4周目まで、妊娠が発覚する前ということもあります。
気づかず妊娠している時のために、早いうちから葉酸サプリメントを飲むのも良いと思います。
妊娠初期はつわりで食事が摂れないこともあるので、葉酸のサプリメントを摂ると良いです。
お腹に赤ちゃんがいる女性だけでなく、葉酸サプリメントは様々な状況で役立ちます。
心臓病にも効果あり?
赤ちゃんのイメージがある葉酸ですが、実は心臓病予防に効果を発揮することを知っていましたか?
葉酸は研究の結果、ガンの予防にもなると考えられています。
ガンにならない体をつくるためや、脳卒中や認知症の対策にもお薦めです。
最近は心筋梗塞、心臓発作などの心疾患やアルツハイマーの予防効果もあるとして
葉酸は注目されているため、妊婦以外の心臓に悩みを抱えている人にも、
注目されています。
[食べ物からでは]
パセリ、ほうれん草、モロヘイヤ、ブロッコリーなどの黄緑色の野菜、豆、海草類を食べれば
葉酸は豊富に摂取することができます。
ただし、葉酸は熱で壊されてしまうので、加熱調理をすると半分近くがなくなってしまいます。
葉酸サプリメントを使えば、性質を壊すことなく体内に摂り入れることができます。
葉酸サプリメントでしたら気軽に摂ることができるので、試してみてはどうですか。
葉酸欠乏症状は悪性貧血症状や巨赤芽球性貧血を引き起こすため、
ほとんどのビタミンB12欠乏症状は実際には葉酸欠乏症状と同じです。
ビタミンB12の多い食品は?
ビタミンB12は微生物によって生成されるので、植物性食品には例外を除いて含まれておらず、
主に動物性食品に多く含まれます。
魚類や介類、肉類や海藻類に多くふくまれます。
特にしじみ、焼き海苔などに多く含まれています。
[まとめ]
● 葉酸は水溶性ビタミンの一種
● 植物の葉の部分や果物、魚類、貝類、海藻、レバーなどにたくさん含まれている
● 厚生労働省が摂取するように呼びかけている
● 不足すると貧血・神経障害・腸機能障害・口内炎・胃潰瘍が起こる
● 動脈硬化を起こしやすくなり、狭心症・心筋梗塞・脳卒中が高まる
● 葉酸の摂取量が不足すると、 神経管 閉鎖障害の発症リスクが高まる
● 心筋梗塞、心臓発作などの心疾患やアルツハイマーの予防効果がある