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おたふく風邪ってどういう病気?症状は?大人もうつるの?

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冬になると心配することの一つに風邪なんですね。

しかし、風邪のなかでもおたふく風邪ってありますね。

おたふく風邪って聞くと、子供の風邪くらいにしか思っていないんではないですか。

多くの人が子供の時に経験していると思いますが、大人もなるんです。

また、大人がおたふく風邪に感染したら、子供よりやっかいなことがあるんです。

そのへんを伝えていきたいと思います。

おたふく風邪ってどういう病気?

おたふく風邪は、正しくいうと「流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)」と言って、

ウイルスに感染することによって発症する病気です。

おたふく風邪の特徴は、名前のとおりで耳下腺が腫れて、見た目が「おたふく」のように見えることがあるんです。

※耳下腺とは耳の下のあたりにある唾液を作るところです。

おたふく風邪の怖いところは、感染していろいろな合併症を起こす可能性があるんです。

[おたふく風邪の原因]

おたふく風邪は、ムンプスウイルスの感染によって発症します。

感染は飛沫感染、接触感染によりますので、おたふく風邪にかかっている人の咳やくしゃみ、

感染している人と共通のものを使用することによって感染します。

感染がよく見られる年齢は2~3歳から10歳くらいの子供ですが、大人でも感染します。

[おたふく風邪の潜伏期間 ]

ウイルスに感染してからおたふく風邪を発症するまでの期間は、だいたい2~3週間くらいです。

その後、症状がでますが、普通は1週間くらいで回復してしまいます。

症状が良くなってきて回復時期に入ってからも何日間は、他の人へうつしてしまうことがあります。

潜伏期間中は感染力が強いため、症状が出ていないうちに他の人へ感染させてしまうことがありますので、

十分気をつけてください。

症状

●初期症状 

筋肉痛、吐き気、頭痛、寒気 耳下腺の炎症、腫れ

(腫れは見れば腫れているのがわかります。)

食事の時、唾液がでると痛みます。

発熱した場合は高熱になることがあります。

大人もうつる?

大人がおたふく風邪にかかったら、少しやっかいになることがあるんです。

[おたふく風邪の合併症]

おたふく風邪は合併症を引き起こします。合併症が重症化するまえに医院、病院などで

検査してもらってください。

● 睾丸炎

睾丸炎は、男性に現れる症状で、おたふく風邪に感染した男性の20~30%の割合で発症します。

症状としては睾丸の腫れ、痛み、発熱、嘔吐などが発症します。

普通は睾丸の片方にだけ炎症を起こすので、両方の睾丸に炎症が起きて

生殖機能に影響を与えるといったことは、ほとんどないようです。

しかし、睾丸に痛みがある場合は、1ヵ月位続く場合があります。

● 卵巣炎

卵巣炎は、女性に起こる症状で、おたふく風邪になった女性の5%くらいに発症します。

症状は、下腹部に痛みを伴ないますが、炎症が軽い場合は、その後も正常に排卵等が行われます。

重症化しても、片方の卵巣だけに症状がある場合がほとんどで、

不妊になることは、ほとんどありません。

※ 難聴 合併症として子供に多くみられます。

おたふく風邪はムンプスウイルスによる感染症なので、一回感染してしまったら免疫ができますので、

二度と感染することはありません。

また、春から夏にかけて感染者が多くなってきます。

子供のころにおたふく風邪になったことはありませんか。

一度おたふく風邪を経験している人はひとまず安心です。

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