やることはやってきたし、あとは神様にお願いしに行くという感じになってきたんではないですか。
神様に少しでも合格の後押しをしてもらいたいですよね。
ところで、神様に合格祈願をお願いするんですけど、神様に対しての礼儀というものが
あるんです。
どんな礼儀作法があるか知っていますか。もしかしたら、今まで間違ったお参りをしてきたのでは
ないですか。
今回は神様にお願いするにあたっての礼儀などを説明していきたいと思います。
受験合格祈願のお参りの礼儀は知っている?
鳥居はなんのためにある?
神社に入る前に見るのが鳥居ですね。この鳥居を潜り抜けた先は神様の領域なんです。
ようするに、神域の門の役目なんです。
鳥居をくぐる前にすべきことは
● 鳥居の前で一礼してください。
● そして、鳥居をくぐるときは左足から入ってください。これは、神道による作法です。
より神様に近づくことができますよ。
参道に入ったら
● 参道の真ん中は歩かないでくださいね。ここは「正中」といって神様の通る道なんです。
参道を歩く時は、真ん中を歩くのは遠慮して端を歩いてください。
間違ったお参りの仕方では?
参拝する前には、必ず手水によって身を清める
[やり方]
1.まず右手で柄杓(ひしゃく)を持って水を汲み、左手にかけて左手を清めます。
2.次に柄杓を左手に持ち替えて、同じように右手を清めます。
3.再び柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水を受け、その水を口にふくんですすぎます。
4.口をすすぎ終えたら、もう一度水を左手にかけます。
5.最後に水を入れた柄杓を立て、柄に水を流してから柄杓置きに伏せて置きます。
※間違っても柄杓を口につけて水を飲まないように!
境内の中でしてはいけない事は
● 境内の中は神様の領域なので、瑞垣に囲われている場所と、
しめ縄が張られているところは神様の大事な場所なので入ってはならないです。
お賽銭はいくらくらい?
● お賽銭の相場というのはありません。多くお賽銭を入れれば良いというものではありません。
元来、お賽銭は獲れたてのお米なんです。
秋に無事に収穫を終えたことを神様に感謝して、新米を白紙に包んで、
「おひねり」としてお供えしていたんです。
拝殿の正面に立ったら
あなたが拝殿の前に立った状態から説明します
[二拝二拍手一拝]とは
1.拝殿の正面に立ったら、軽い会釈をし、鈴を鳴らします。
2.お賽銭箱にお賽銭を投げ入れます。
3.二拝(2回頭を下げておじぎをする) 神への敬意を表します。
4.胸の高さで掌を合わせ、右手を少し下にずらして二拍手。
5.最後に一拝をして終了。もう一度おじぎをすることで神様を送り返します。
この作法は、神様への敬意をはからい、祈願をお願いしますという意味合いが入っているんです。
これらが終わったあとに、お守りや絵馬などを受け取りに行ってください。
同じ神頼みでも、正しい参拝作法を知っていると、
さらに神様に近づき、良いご縁が結べ、神様が後押ししてくれるんではないでしょうか。
受験、がんばってください。