お正月には初詣でどこのお寺、神社も人でいっぱいですね。
ここ西新井大師もお正月三が日は54万人の参拝客の人出でにぎわいます。
下町の雰囲気が漂う大師はなんとなく良いんですね。
もう何十年も前になりますが、私も子供の頃は親に連れられて、
初詣に来た記憶がいまだに残っています。
帰りには必ず草団子を買って帰りました。
今回はちょっと気にかかったことをお伝えしていきます。
西新井大師とは?
弘法大師様(空海)が関東巡錫(じゅんしゃく )( 僧侶が各地をめぐり ,教えを説くこと)
の折に、当所に立ち寄って悪病に悩む村人たちを助けなければならないと、
自ら十一面観音像と、ご自身の像をお彫りになり、観音像を本尊に、そして、
ご自身の像を枯れた井戸に安置して二十一日間の護摩祈願
(供物を炎に投じ、煙と共に天上の仏様に届け、 願い事をかなえる祈願方法)を行なったんです。
そうすると、清らかな水が湧き出て、村人たちが侵されていた病は、
たちどころに平癒したと伝えられています。
その井戸がお堂の西側にあったことから「西新井」という地名ができたと伝えられています。
食べたいお好み焼き、たこ焼きの屋台がない?
お参りが終わった後は、屋台でおいしそうな食べ物を食べたいですよね。
しかし、境内の中を見渡してみてください。
たくさんの屋台がでてますよね。
しかし、お好み焼き、たこ焼き、ベビーカステラ、クレープ屋さんはどこ?
境内中、見渡してもないんです!
なんで?
境内の中で粉ものの屋台はお寺によって禁止されてしまったんです。
以前は境内の中でも粉ものの屋台がありました。
ある西新井大師のお祭りで、粉ものの食べ物を売っていた人が残った粉を、
排水溝に流してしまったんです。
その粉のせいで、排水溝が詰まってしまったんですね。
それを見かねた大師は、即禁止させたんです。
他の屋台の人はいい迷惑ですね。
しかし、境内から出たところで、お好み焼き、たこ焼きなど買うことができます。
大師の裏門を出たところにお店がたくさんあるので、粉ものの食べ物を買いたい人は
出たところで食べてみてはどうですか。
こういう悩みは、他の神社、お寺などにもあるようです。
お参りの後は美味しいものを食べて、また一年がんばってください!
毎日21日は弘法大師さまの御縁日です。
屋台もたくさんでています。