酉の市に行くと熊手がメインなんですが、やはりお祭り気分で屋台の方に目がいってしまいますね。
しかし、毎年熊手を見ていると、なんとなく欲しいな、いつかは買ってみたいな、
という感じになったことはありませんか。
しかし、熊手を買うにはどのようにして買えば良いのか、
いくらくらいするのかと、不安なことも出てくると思うんです。
そこで今回は、熊手初心者さんのために、熊手の買い方について説明していきます。
熊手初心者が熊手を買う方法は?
初めてのものや、知らないものを買う場合、やはり不安がつきものですね。
特に熊手の場合は、傍からみると値段があって無いような感じもして、
いくらするのか皆目見当もつかない感じではないですか。
これから熊手初心者の方に、上手に買う方法を説明していきます。
● 小さな熊手から始めてください!
熊手は千円位からのミニ熊手もありますが、どこの熊手屋さんも売れているのは、
一万円~五万円位の熊手のようです。
まずは、自分で予算を決めておいて、ひと通り境内を見ていってください。
熊手は最初に買った熊手から、年々大きめの熊手に変えていくことが良いのです。
間違っても最初から大きすぎる熊手は買わないように気をつけてください。
ゆっくりと、自分の一番気に入った熊手を見つけてください。
いくらから?
● 熊手屋さんと駆け引きを楽しもう!
気に入った熊手を見つけて店の前にいると、すぐに威勢のいい掛け声が飛んできますよ。
ここであせってはいけないですね。
まず聞かれることは、「いくら位の予算の熊手を探しているんですか?」と。
そこで、予算より少ない金額を言ってみるんです。
熊手屋さんは多分、あなたが欲しいなと思った熊手より小さい熊手を薦めてきますよ。
そして、これからが熊手の商談に入っていくんです。
熊手屋さんとお客さんとの笑ったり騒いだり、冗談を言ったりと、
あの手この手の駆け引きの始まりです。
そんなに堅苦しくならないで、フリーマーケットでのやり取りのような感じで良いんです。
● 商談を決めて気風の良い客になりきろう!
そろそろ商談も大詰めにむかい、どれだけ値切ってくれるかは腕次第です。
うまくいけば熊手屋さんの気風の良い
「まけた、まけた」の声がでるかもしれませんよ。
しかし、昔は値切った分だけ「ご祝儀」としてまけてくれた分だけ、
お店に返すのが粋な熊手の買い方だったんです。
買った(勝った)まけた(負けた)と言い交わして商談を楽しんだ後、
お客さんはご祝儀(負けてくれた分)を出して、ちょっとした気風の良い気分を味わい、
熊手屋さんは熊手屋さんで、ご祝儀を頂いてより儲かった気分を味わうんです。
● 家内安全、商売繁盛の手締めは思い切り威勢よく!
買った熊手は自分で少し高く持ち、集まった熊手屋さんの威勢の良いかけ声で、
手締めとなります。
「家内安全・商売繁盛」と大勢で手を打つ瞬間は最高です。
熊手と一緒に来年の福を手に入れたお客さんと、売った熊手屋さんは、
お互いに「有り難うございました」の言葉とともに笑顔が出て、お互い気持ちの良い雰囲気を
味わえます。
熊手を持って帰る時は、熊手を正面に向けて高く掲げて帰ってください。
今回初めて買った熊手は、来年も同じお店で買うようにすれば、あらかじめあなたの名前、
もしくは会社の名前を前もって、札をつくってくれます。
その名前の入った札を熊手に差してくれます。
以上、熊手の買い方について説明しましたが、熊手屋さんもいろいろあります。
一番良いのはあなたが気に入った熊手と熊手屋さんの雰囲気がマッチしたら、
そこの熊手屋さんで購入すれば、自分自身納得するのではないですか。
大宮の熊手屋さんは安心?
安心して大丈夫です。
お客さんも熊手屋さんとの長いお付き合いがあると思うので、
熊手屋さん自体、どこの熊手屋さんも悪徳商売をしている熊手屋さんはいないですから、
安心して大丈夫です。
大宮も毎年、熊手屋さんの場所もきまっているんです。
お客さんも熊手屋さんとの長いお付き合いがあると思うので、
ほとんどのお客さんは毎年同じ熊手屋さんから熊手を買っています。
埼玉は十二月から酉の市、おかめ市が始まります。
気に入った熊手があれば、福、金運をもたらす熊手を買ってみてはどうでしょうか。