日本の総理大臣というのは本当によくころころ変わりますね。
ですから、海外の首相などは名前を覚えるのに大変だったようです。
しかし、今の総理大臣の安部さんは長いですね。
国民も総理大臣の好き嫌いがあると思うんですが、いまだに人気があるのが
田中角栄元総理大臣なんです。
しかし、他の大臣たちと違い、学校は出ていないんです。
中卒なんです。
なんでこれほどまで人気があるんでしょうか。
田中角栄元総理大臣は何をした?
総理大臣時代は、ブルトーザー総理大臣と呼ばれていて、日本列島改造論をぶち上げました。
当時の日本はこのおかげで活気づき、日本経済が上向きになりました。
そのおかげで、当時は土建屋さんが一番儲かったのではないですか。
ちなみに、田中角栄元総理大臣は土建屋さんだったんです。
それから、今日本が中国と行き来できているのは、なにはともあれ角栄さんのおかげですね。
日中国交回復を実現したのでしたから。
大卒の大臣は中卒の大臣の言うことを聞く?
中国との交渉の席でなかなか交渉がうまく進まなかったときに、他の東大での議員は「国交交渉がだめだったらどうするのか」と不安ばかり考えている時、角栄さんは「俺が責任を取る」と周りの東大での官僚にいったそうです。
交渉成立後、これから「どうするんですか?」と大学での官僚達が角栄さんに問い詰めると角栄さんは
「そういうことは大学を出たやつが考えれば良いんだ」と言ったそうです。
そして、角栄さん曰く、「俺のように小学校しかでてない人間を、まともに聞く大卒なんかいないよ」と角栄さんは言った。
しかし、東大卒、大卒を動かすことは簡単なようだ。
「役人はエライ地位に就きたいんだよ」「役人で日本の事を考えているやつなんかいやせんよ」と。
大臣から何か言われて反対する役人はいないらしいです。
少しおこずかいを握らせて、出世させてやれば東大を出ようが良い大学を出てようがみんな従うらしいです。
要するにみんな国より自分が大切なんですね。
角栄さんはすべてお見通しでした。
角栄さんは「俺はここまで(総理大臣)くるのに苦労をした。無理をしなければここまでこれなかった」と。
やはり、中卒でも自分の目的に向かって何をしたいのかという考えを持ち、それがためには何をしたらよいのか、ということをしっかり把握すれば、自分の望んでいる目標に近づくのでは。
あるとき若い投資会社の社長(中江滋樹氏)が角栄さんの知り合いと一緒に角栄さんの自宅に(目白)連れて行ってもらったんです。
もちろん、中江氏は「こんなチャンスは2度とない」と思ったようです。
そして、中江氏は田中角栄さんに質問しました。
「政治の裏にはなにかあるんですか?どこでどうきまるんですか?」と遠慮しないで聞いたようです。
そして、角栄さんの答えは「君、ここだよ、ここで国のすべてが決まるんだよ!国会じゃないよ」と
角栄さんは答えたようです。
しかし、大卒を圧倒している中卒の元総理大臣。
もうこのような総理大臣は出てこないんではないでしょうか。
保身に走っている大臣ばかりですから。