この広い世界で巡り合い、愛し合って、結ばれたあなたと私。
二人で出来る共同作業はたくさんありますが、その中で、あまり他の人に相談したり、聞き出したり出来ないものがひとつあります。
それが二人の性生活についてです。
今回は「他のカップルはどうなの?」という疑問に答えます。
■他人の性生活は?
[回数は?]
この「性生活」というものは、ちょっと厄介なもので、その頻度をはっきり表す指標がありません。
「たくさんしてれば、シ・ア・ワ・セ」という方もいて、「回数」が愛情のバローメーターだと考える人もいますが、「たくさんすれば良いってもんじゃない!」という人もいて、一概に判断できないんですね。
結論から言うと、「回数」よりも「密度」を重視した方が良いでしょう。
特に女性は、急な変化は出来ません。
ゆっくりとした前戯から入ると、だんだん盛り上がってきて絶頂に達します。
回数が多いといっても、失礼ながらスズメのように、チャッチャッと済ますようなセックスでは、しない方がずっとマシです。
一回一回のセックスを大切にする、という事は、回数なんて問題ではないのです。
よく「私たち、少なくない?」と不安を感じている方は、その一回を大切に扱いましょう。
これはあくまでも二人の共同作業なので、パートナーともしっかり話をしましょう。
二人で作り上げることが大切なんです。
[体位は?]
男性方が見る「その手」の雑誌やDVDには、これでもか、というくらい、いろいろな「体位」が紹介されているようですね。
「これ、良さそう!」と思って試してみても、雑誌やDVDの中の彼女ほど、パートナーが嬉しそうでなかった事はありませんか?
それは当然です。
それらの中の彼女の笑顔は「作り物」だからです。
さらにもうひとつ。
雑誌に載っているのと同じことをしているのにうまくいかない時は、パートナーの身体の柔軟性に目を向けてください。
パートナーにとって不自由な体位だと、快感どころか苦痛しか感じなくなってしまいます。
外からの情報に惑わされず、二人で「お気に入りの体位」を見つけてください。
「この体位すごく良い、好き」という安心感が、快感を大きくしてくれます。
恥ずかしがらず、口に出すべきです。
男性も女性がそんな事を口にしたから、といってからかわないでください。
彼女は、やっとの思いで口にしたのかもしれませんので…
でも、人というのは飽きやすいもの。
パターンがマンネリ化してくると、快感も遠のき、惰性になってしまいますので、「飽きてきたなぁ~」と感じたら、新たなパターンをお互いに探しましょう。
それが「二人の共同作業」です。
食生活は、パートナーが変わってもあまり変化はないものですが、「性生活」はパートナーが変わると、以前はキライだった体位がいちばんのお気に入りになったりすることもあります。
これは、パートナーとの相性によって変わっていくものなので、他人(よそ様)の情報に惑わされず、二人で作っていくことが肝心です。