日本でもハロウィーンのイベントがいろいろなところで行われていますが、単なる外国のお祭りだと思っている人が多いんではないですか。
本当の意味や由来などを知っている人は意外と少ないんですね。
今回はこれらの疑問などについてお答えしていきます。
■ハロウィーンはいつ？
2016年10月31日（月）
ハロウィーンは毎年10月31日です。
ハロウィンは毎年10月31日に行われる伝統行事で、子供たちはいろいろな好きなお化けの格好をして、近所の家を歩き回って、
そして、各家の玄関のドアをたたいて、決まり文句で「Trick or Treat？トリック オア トリート」（お菓子をくれないとイタズラするよ！）と言います。
子供たちがやってきた家の住人は「Happy Halloween!ハッピーハロウイーン」と答えて、お菓子を渡してあげます。
近所の家では子供が来そうな人数分のお菓子を用意しておいて、今年はどんなお化けがやってくるのだろうと、楽しみにしながら待っています。
■ハロウィーンの由来は？
ハロウィーンの発祥の地はヨーロッパの北アイルランドのデリーといわれています。
このデリーでは世界最大級のハロウィーンカーニバルが毎年開かれていることで有名なんです。
ハロウイーンの歴史は約2000年以上も前からあり、古代ヨーロッパの原住民のケルト人の慣例がルーツとされています。
古代ケルト人は10月31日を1年の締めくくりと考え、その日はこの世と霊界との堺が開いて、死人の魂や精霊などが地上をさまようと信じられていました。
人々はこの日は、作物や動物を捧げ1年の収穫を感謝すると同時に、たき火をたき、仮面を被るなどして魔除け代わりにしました。
ハロウィーンは、キリスト教の「万聖節」の前夜祭です。万聖節は亡き聖人たちを祀るカトリックの行事です。
ハロウィーンは死人の魂がこの世にふたたび帰ってくると考えているため、キリスト教では10月31日～11月2日まで、死者を慰める行事を行っています。
■なんで仮装をするの？
ハロウィーンにはなんで仮装をするんでしょうか？
ハロウィーンには天国から魔物がこの世にやってくる日ですから、この世には数えきれない数の魔物がいるわけです。
どちらかというと、日本のお盆のような感じですね。
これらの魔物が人間にとりついて、あの世へ連れさって行こうとするのです。
もちろん人間は、あの世になんかには行きたくありませんね。
だから、お化けの格好をして魔物の仲間だと思わせるのです。
そうすることによって魔物は自分たちの仲間だと思いなにもしません。
そうすれば安心ですね。魂を持って行かれることはもありません。
自分自身の身を守るために仮装をしていたんです。
また、違う説があるんですが、この世に出てきた魔物たちが、この世の人間の怖い姿を見て驚いて怖くなり、逃げていってしまうという説もあります。