敬老の日が近づくにつれて考えるのは、「なんのプレゼントを贈ろうか?」ということではないですか。
なにかプレゼントを贈らないと、なんだか可哀想な気持ちになってしまうんですね。
しかし、お爺ちゃん、お婆ちゃんはプレゼントを貰って嬉しいと、本当に思っているんでしょうか?
お爺ちゃん、お婆ちゃんでも年齢は様々で、50代、60代、70代、80代…とさまざまなんです。
例えば50代のおばあちゃん、おじいちゃんにお茶、玉露などをプレゼントしても喜ぶと思いますか。
80代のおばあちゃん、おじいちゃんにブランド品をプレゼントしても笑顔を見せてくれますか。
品物、食べ物でプレゼントをしても年代によっては反応がさまざまなんです。
そこで今回はなにが一番良いのかをお伝えしていきます。
プレゼントは貰っても喜ばない?
最近の中高年はとても元気で若いです。一昔前とは違うんですね。
敬老の日だからといって、50代のおじいちゃん、おばあちゃんに 「敬老の日」だからといって、
プレゼントを用意するのはまだ早すぎますね。
60代のおじいちゃん、おばあちゃんにもまだ敬老の日としてプレゼントをするのはちょっと失礼だと思いますね。
なぜなら、まだこのあたりの年代だと、自分たちがまだ年寄りだと思っていないんです。年寄りの自覚はまだないですよ。
ですから逆に「年寄り扱いするな!」と言われてしまうんではないですか。
例えば60代のおじいちゃん、おばあちゃんたちが若い頃に聞いてきた音楽などは、今の若い人達も聞いているような音楽なんですよ。
矢沢栄吉、松田聖子、サザンオールスターズ、松任谷由美(荒井由美)…まだまだいますが、
今の60代の人達は現役でバリバリ何かをしている人たちが多いと思うんです。
こういう人たちを老人扱いしてしまうと、やはり内心は気持ちよくないと思いますね。
本人たちも老人とは1%も思ってないと思いますよ。
ちなみに、高齢者の定義は世界(WHO)では65歳以上、日本(老人福祉法」)でも65歳以上からなんです。
一様、定義というものはあるかもしれませんが、人それぞれの考え方次第になってくるんではないですか。
今は65歳を過ぎても、まだまだ若々しく仕事をしているおじいちゃん、おばあちゃんたちがたくさんいます。
しかし、おじいちゃん、おばあちゃんになっても、本音は年寄り扱いされたくないと思っているんです。
敬老の日=老人という考えが一般社会の中で浸透してしまっているんですね。
ですから、50代、60代のおじいちゃん、おばあちゃんにはなにもお祝しないでよいと思いますよ。
そのほうが返って良いかもしれません。
ところで、昔は「老人の日」だったんです。それがどうもしっくりこないので国が「敬老の日」と定めなおしたんです。
おじいちゃん、おばあちゃんからの本音は?
50代のおばあちゃんは嫁に向かって、まだ孫に「おばあちゃんと呼ばせないで!」と不機嫌な顔になったりするおばあちゃんもいます。
また、敬老の日にお祝いされて嬉しいお年寄りはいるのだろうか?というお年寄りもいるんです。
お祝いはして欲しくないということです。その代わりに、誕生日を祝ってくれれば嬉しいようです。
50代であろうと80代であろうと、年寄り扱いして欲しくないんですね。
敬老の日が嬉しくないお年寄りが意外と多いのにはびっくりしています。
ただ、孫からのプレゼントだったら、嬉しいようです。
なにが喜ぶの?
多くのお年寄りは「敬老の日」が好きではないようですね。
しかし、プレゼントを貰うならどんなプレゼントが喜ぶのでしょうか。
●50代 孫からのプレゼント・手軽なスイーツ
●60代 孫からのプレゼント
●70代 孫からのプレゼント
●80代 孫からのプレゼント・ラジオ(よく利用しています)・血圧計(いつまでも元気でいてね、という気持ち)
みなさん、子供からのプレゼントはあまり興味がありませんが、孫からのプレゼントは特に喜ぶようです。
それとはまた別に、プレゼントなんか欲しくなく、自分たちの子供が人に迷惑をかけず、きちんと生活をしていてくれたら、
それが一番のプレゼントだと思っているお父さん、お母さんも多いようですね。
お父さん、お母さんに笑顔で暮らしている元気な姿を見せてあげたら、立派な贈り物になります。
安心させることが一番のようです。
「敬老の日」は好きではない?
まとめてみると、多くのおじいちゃん、おばあちゃんは「敬老の日」が好きではないですね。
やはり、年寄り扱いにはされたくないと、歳をとっていても思ってることなんですね。
いつまでも若々しくしていたいのが本音のようです。
そういうおじいちゃん、おばあちゃんをこれからも大切にしてあげてくださいね。
なにかどうしてもプレゼントを贈りたいなら、誕生日ではないので、簡単なプレゼントで良いと思います。
その代わりに誕生日にはちょっとした贈り物をプレゼントしてはどうでしょうか。