自分のからだの健康というものは、歳と共に真剣に考えるようになってくるんですね。
若い時はまったく気にならなかったんではないですか。
しかし、40、50,60代ともなれば、毎日、自分の体を心配してしまう習慣が出て
しまうんですね。
からだのどこかに異常があったら「もしかしたら…」という不安な気持ちになるんですね。
ところで今回は嬉しいニュースをお伝えしたいと思います。
それは、脳梗塞、心筋梗塞などの病気を前もってわかる方法なんです。
これについて今回はお伝えしていきます。
心筋梗塞と脳梗塞になる確率
国立がん研究センターや藤田保健衛生大学などの合同チームが今月5月23日に、血圧やコレステロールなどの数値から心筋梗塞と脳梗塞の発症可能性を予測して計算できる予測式を開発し、5月23日からウェブサイト心筋梗塞、脳梗塞テストで公開を始めました。
この合同チームによると、この予測式を開発するまでに過去16年間にわたって追跡調査を行ってきました。
それは、40代~60代の男女に心筋梗塞と脳梗塞が起きる可能性を、血圧やコレステロール値などから推測するという技法です。
茨城県や新潟県や沖縄県など5県に住んでいる心臓や血管の病気に全く問題のない人達15672人を16年間追跡したデータを解析しました。
それによると、この16年間、15672人の人の中から、心筋梗塞となった192人。脳梗塞になった人が552人いました。
そして、心筋梗塞となった192人、 脳梗塞になった人の552人の データをさらに詳しく分析したことによって、
今後の10年間で心筋梗塞や脳梗塞が起こる確率を予想できる方法を開発したんです。
方法は?
個人で調べる方法は、対象者のあなたの年齢が40~69歳。
そして、性別、年齢、喫煙者、糖尿病また血圧、コレステロールの数値など10項目の質問に答えると、今後の10年間であなたの心筋梗塞や脳梗塞の発症確率が示されます。
例えば、治療中の病気がない54歳の男性が喫煙者で糖尿病を患っていて、最大血圧が153、善玉コレステロールが35、悪玉コレステロールが195の場合、10年間で心筋梗塞が発症するリスクは12.6%とでてきます。脳梗塞の発症率が9.7%です。
この結果は危険度がとても高いようです。
なぜなら、7.5%を超えてしまうととても危険だということです。
このような危険な数値が出た場合は、自分の将来を考え、生活習慣をかえたり、予防対策をしてほしいと、
開発者の一人である藤田保健衛生大学の八谷寛教授は助言しています。
この合同チームはみなさんの健康に役立ててくださいとのことです。
こちらで一度自分の健康状態を確認してください。
心筋梗塞、脳梗塞テスト
http://www.fujita-hu.ac.jp/~deppub/risk.html