江戸の夏の風物詩とされている隅田川花火大会。
今年ももうすぐやってきますね。
しかし、ここまでくるには大変な苦労があったようです。
今では毎年テレビ放映までされ、行く年、くる年のような感じになり、
この時だけはテレビで見なければいけないような感じにさせられます。
今回は江戸時代から受け継がれてきた隅田川花火大会の日程などについてお伝えします。
隅田川の花火大会とは
隅田川花火大会の歴史は1733年の江戸時代までさかのぼり、江戸時代に起こった大飢饉と疫病で亡くなった人たちを弔うために、
両国の川開きに合うように隅田川で花火を打ち上げたのが始まりです。
しかし、歴史の流れや(第二次世界大戦)交通事情の悪化などの理由でたびたび中断されました。
今のような形で花火大会が行われるようになったのは昭和53年からなんです。
昭和53年からは毎年行われ、今では東京の花火大会の中でも最も人気が高く有名な花火大会の一つに数えられるようになりました。
江戸の伝統的な花火を打ち上げるのだけではなく、第一会場ではコンクールでその出来を競うために数々の新しいアイデア一杯の花火が打ち上げられ、よりいっそうの盛り上がりを見せています。
花火は桜橋と言問橋のあいだにある第一会場と、駒形橋と厩橋のあいだにある第二会場で打ち上げられます。
会場周辺が他の花火大会のような土手や河川敷のようなところではなく都市部であるため、
他の花火大会に比べてそれほど大きな花火が打ち上げられるわけではないですが、江戸下町の情緒豊かなイベントだけに、
毎年多くの見物客が訪れています。
この隅田川花火大会の模様はテレビ中継されていて、花火職人による花火コンクールも開催されます。
2016年隅田川花火大会日程
日程: 平成28年7月30日(土)
時間: 午後7:05分~午後8:30分 (雨天の場合は翌7月31日(日)に順延 )
場所: 第一会場 桜橋下流 ~ 言問橋上流
第二会場 駒形橋下流 ~ 厩橋上流
打ち上げ玉数: 第一会場 約9350発 (コンクール玉200発)
第二会場 約10.650発
合計 約20.000発
花火コンクール: 実施会場 第一会場
人出数: 95万人
[交通・アクセス]
● 東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩15分(第一会場)、
● 都営地下鉄浅草線・大江戸線蔵前駅から徒歩5分(第二会場)
穴場はどこ?
この隅田川花火大会は早い時間から第一会場、第二会場周辺には人が集まってきて、
ゆっくり座って花火をみようと考えない方が良いです。
歩きながら花火を見るような感じになってしまいます。
なにしろ、花火大会会場周辺は人混みになり、立って見るような感じになってしまいます。
そこでお薦めしたいのが人混みから避けて、少し花火会場から離れていても十分満足して花火を観賞できる場所をご紹介します。
[両国国技館]
両国駅を降りたらすぐです。ここでも花火を観賞する人達がいますが、
人込みは避けられ、ゆっくり花火を見ることができます。
花火の時間まで、隣の「江戸東京博物館」に寄ってもよいですね。
[曳舟から隅田川]
東武スカイツリーライン、東武亀戸線で曳舟駅で降ります。ここでも小さな駅ですが、
隅田川の花火を見るために回避してここまで来た人たちがたくさんいます。
降りたら15分位歩くと隅田川に出ます。警察官もたくさんいて交通整理をしています。
会場周辺とは違い、混雑は逃れることができます。
[浅草寺]
ここからも花火は十分に見られ、また屋台を楽しみたい方はここの浅草寺をお薦めします。
屋台は?
この隅田川花火大会では屋台の出店は禁止されています。
他の花火大会では土手などで花火大会が行われているので、屋台の出店許可がおりているようですが、
都心での花火大会という事もあり、安全第一ということで道路使用許可を出していないようです。
しかし、それでも屋台が出ているところがあります。
●浅草寺 (境内)
●隅田公園
●汐入公園
●両国国技館
花火を楽しみながら、屋台も楽しみたいという方には、これらの近くで花火の観賞をお薦めします。
また、人混みを避けることができます。
用意するものは?
花火大会に行く前に用意をした方が良いのは、ブルーシートですね。
100円均一で売ってますので、なにかと便利です。
ブルーシートは座る時に便利ですから。
ブルーシートがないために、段ボールを探し歩いている人達がいます。
それと、雨カッパを用意したほうがよいと思いますね。
たしか2年前の隅田川花火大会の時に、雨が降ってきたんです。
その時は、20分くらい花火を打ち上げて終了してしまったんです。
みなさんびしょびしょになって帰って行きました。
やはり、100均で念のために買って行ってはどうですか。