もうすぐ、府中の大国魂神社でくらやみ祭りが開催されますね。
この府中のくらやみ祭は大國魂神社のもっとも大事な例大祭なんです。
このくらやみ祭りに訪問するお客さんはなんと70万人!
去年の酉の市に来たお客さんの人数とは大違いです。
去年の酉の市にはがっかりしました。
活気がなく、がらがらだったんです。
今回のくらやみ祭りは例年通り、活気に満ち溢れて行われるんではないでしょうか。
[1000年の歴史を誇る府中くらやみ祭 !大國魂神社例大祭]
くらやみ祭は正式には大國魂神社例大祭です。1000年以上の長い歴史を誇る神事です。
なぜくらやみ祭と言われるようになったのは、このお祭りのメインの行事である神輿の渡御が夜におこなわれたことから由来しているんです。
神輿の渡御がある時には街中の灯が全部消され、暗闇の中で行なわれたことです。
今は夕方6時に神輿が神社を出発しますが、元来は夜中の0時に出発していました。
どうして夜中に祭りが行なわれたかというと、大切な神様の様相を人が直接見ることは許すわけにはいかないと
信じられていたからなんです。
2016府中くらやみ祭り大国魂神社日程
(日時) 4月30日(土)~5月6日(金)
(場所) 東京都府中市大國魂神社
(アクセス)
京王線 府中駅より徒歩5分
JR南武線、武蔵野線 府中本町駅より徒歩5分
中央高速 国立府中ICより10分 ・調布ICより15分
● (4月30日) 品川海上禊祓式(汐汲み・お浜降り))
品川海上禊祓式(汐汲み・お浜降り)
汐盛りとも呼ばれる神事であり、神職が品川海上に出て身を清め、清めの汐水を神社に持ち帰って、
大祭期間中の朝夕潔斎時に、この汐水を使用します。
ここからくらやみ祭りの行事が始まるんです。
(5月1日) 祈晴祭(一日祭の後引き続き行う)
大祭期間中の安全と同時に 、雨の降らない事をお祈りします。
(5月2日) 御鏡磨式
期間中、おみこしに付ける鏡8枚を塩で磨き、清める儀式。(今は磨いた後本殿に納めます。)
※ 5月3日から本格的にくらやみ祭りが始まります。屋台も3日から出そろいます。
(5月3日) 山車の競演 ・競馬式(こまくらべ)
●山車の競演 けやき並木に山車が約8台出てはやし立てます。
●競馬式(こまくらべ) 旧甲州街道を一之駒から六之駒、6頭が150mの距離を3往復します。
※この競馬式は昔、武蔵国府の付近に武士の勃興と共に多くの牧(むまき)が増え、良馬が多く生まれるようになりました。
国司は駿馬(しゅんめ・足の速い優れた馬)を朝廷に献上するために良馬を府中に集め、 馬場で走らせて、検閲の上選定しました。
その行事が今は競馬式(こまくらべ)と呼ばれ、約1000年以上続けられている儀式です。
(5月4日) 御綱祭 ・萬燈大会 ・子供御輿渡御 ・太鼓の響宴・山車の巡行
●御綱祭 おみこしに飾りの綱を掛けて、おみこしをお祓いする祭り。
この日はお祓いをしてから初めて綱が掛けられ、御霊がお移りになる準備をします。
●萬燈大会
地元の青年会が中心となって、毎年作り出す万灯の出来具合や、それを操る人の技や力強さを競い合います。
●子供みこし渡御
子供みこし約20基をお祓いし、その後子供みこしが参道からけやき並木へと、町を巡回して歩きます。
●太鼓の響宴
日本最大級の大太鼓が神社の大鳥居前に揃います。力強く打つ太鼓の音が府中の空に響き渡ります。
●山車の巡行
大鳥居を出た旧甲州街道とけやき並木を拠点として、市内から24台の山車が囃子を競演しながら巡行します。
提灯の灯かりと一緒に山車が幻想的な空間をつくりあげてくれます。
(5月5日)例祭
年中行事で最も重要な祭儀
●御輿渡御 くらやみ祭のメイン
花火の合図と同時に6張りの大太鼓が打ち鳴らされ、祭の最大の見所である「おいで」と呼ばれる御輿渡御が
行われます。8基のみこしは白丁を身にまとった威勢の良い担ぎ手と大太鼓に導かれ、御旅所まで渡御します。
(5月6日)御輿還御(おかえり)・ 鎮座祭
●御輿還御(おかえり)
午前4時にそれぞれのみこしが御旅所を出発し、大太鼓に導かれ町内を巡行した後、
午前7時半までに神社境内に還る。午前7時半から8時頃には8基全ての御輿が神社参道に揃う。
●鎮座祭
午前9時頃 還ってきたみこしから御霊を本殿に納め、無事大祭が終了した事を報告する祭典。
これで、くらやみ祭が終了となります。
いつ行ったら良いか?
やはりお薦めは3日、4日、5日の間で、最高潮に達するのはやはり5日の御輿渡御 の日ですね。
3日前に行っても屋台のお店はありません。
屋台は3日から5日までしか出ていないので、屋台のないお祭はなんとなく寂しい感じがします。
昼過ぎ頃から、人がたくさん出てきて、旧甲州街道は交通規制が行われ、各道路を渡るのにも
大変です。
屋台は?
屋台は3日から出揃います。大鳥居の入り口から参道の両サイドにぎっしりと並んでお店が出ています。
そして、参道の両裏にもぎっしりと屋台があり、植木屋さんもたくさん出ています。
屋台の数は400店位はあるのではないですか。
夜の催しがあると参道を渡ることが出来なくなるくらい人がたくさんで、どういう風にして参道を渡るか、
考えてしまいますよ。