クリスマスシーズンになると子供のためにスーパー、デパートなどに行ってクリスマスツリーを
買い、部屋に飾っておく家庭が日本でも多くなりましたね。
さて、このクリスマスツリーって一体どこからきたのでしょうか。
日本の場合は習慣的にクリスマスツリーをクリスマスが近づいてくると飾っていますが、
欧米ではとてもクリスマスは大事な時期なんです。
今回は、クリスマスツリーに関してお伝えします。
クリスマスツリーはどこから来たの?
クリスマスツリーについて書かれている一番古い書物は今から400年以上前の1605年にさかのぼるんです。
ドイツのエルザス地方というところのシュトラースブルク(現在はフランス)のある家庭から由来しているんです。
それによると、クリスマスの季節にもみの木を森から運んできて、りんごやワッフル、お菓子で飾りつけをしたようです。
クリスマスツリーの飾りかたの習慣もドイツから由来しているんです。
始まりはプロテスタント教徒の家庭で行われていたんですが、後々にカトリック教徒の家や教会でも行われるようになったんです。
ドイツの移民者たちがこのクリスマスツリーの慣習をアメリカへもたらして、アメリカから世界中へと広まって
いったんです。
日本の場合は、クリスマスはアメリカから来ていると思っている人がいると思いますが、
本当はドイツからなんです。
なんの木?
現在では、12月24日が近くなってくると、みんなクリスマスツリーにふさわしい木を捜し始めます。
その際、ツリーを置くリビングの広さに応じて買っていきます。
ドイツ人の惚れ込んでいる木は、葉が長持ちするノルトマンモミなんです。
北ドイツクリスマスツリーそしてカット樹木生産者協会の発表では、ノルトマンモミの需要は増え続ける傾向にあるようです。
今から15年位前までは、クリスマス前に売れたのはほとんど青トウヒでしたが、今ではノルトマンモミが75%、
青トウヒはかろうじて15%といったところです」と協会が発表しています。
ノルトマンモミは、だいたい12年で1m80cmから2m20cmというクリスマスツリーに適した大きさになるようなんです。
ドイツではおよそ2,700万本のクリスマスツリーがドイツの各家庭のリビングルームに置かれているようです。
そのうちの70%は地元の森から切り出してきたものです。
街中では、クリスマスツリーは周りをフェンスで囲まれた資材置き場やスーパー、ショッピングセンター
クリスマスツリー市で買うことができます。
いろいろな大きさがあり、部屋に見合った大きさのツリーを探すことができます。
場所によっては森の中で好きな木を選んで買うこともできますし、場合によっては自分で切ることもあるんです。
飾り方は?
日本ではクリスマスツリーはほとんどがセットになって売られていますね。
飾りもついていますので、飾りを別に買う必要もないと思いますが、やはり自分の好みに応じて
装飾したいですね。
本場ドイツでの飾り方はとてもシンプルなんです。
クリスマスツリーに飾る飾りも各家庭によって飾り方が違いますが、どこの家庭でも必ずといっていいほど飾られ
るのは、金や銀のラメとろうそくと豆電球です。
ろうそくの形をした豆電球もあります。普通家庭では、木のお人形や天使、楽器のオモチャ、
などがあり、伝統的なものといえば、木作りのりんごや、わらでできた星飾りなどがあります。
また、お菓子などもクリスマスツリーに飾られるんです。
これらのドイツの木製のクリスマスの装飾品やツリーの飾りのほとんどが、ドイツの東にあるエルツ地方の
職人の伝統的な手作り玩具なんです。
クリスマスの飾りだけではなく、ドイツの木のオモチャは日本にも売られていますが、高いですね。
しかし、ドイツの木のオモチャは職人が作る手作り玩具なんです。
マイスターが作っているんです。
本場ドイツでのクリスマスツリーの飾りつけはシンプルで、ごちゃごちゃしていません。
今年はドイツ風に飾りつけをしてみてはどうですか。
まとめ
クリスマスツリーの由来は今から約400年前以上にドイツのある家庭から発祥した。
のちにドイツの移民がこの習慣をアメリカにもたらし、世界的にクリスマスが広がった。
ドイツではモミの木がツリーとして使われている。
本場ドイツでのツリーの飾り方はとてもシンプル。
飾りは木のオモチャ、お菓子、天使、楽器などが飾られる。