痰がひんぱんに出てくると「なんでだろう?」と思ったことがありませんか。
「何かの病気なのではないか」と不安を感じてしまいますね。
痰というのはからだの中の悪いものを外に出すための大切な役割を果たしていますが、
症状がひどい場合は、病院に行くことをお薦めします。
[痰がからむ原因は?]
痰自体は悪い病気でもなんでもないんです。
からだの中に入り込まれた異物を取り去ろうとして白血球が戦ったかすです。
それを咳によって出すという感じです。
痰は肺や気管支から分泌されている粘液で、病気になっていないときは無色透明で量も少なめです。
痰は肺や気管支から分泌される粘液であり、普段は無色透明で量も少ないため、
知らずにつばと一緒に飲み込んでしまっています。
痰は健康な人でも痰は出ているのです。
風邪を引いたりして気管が炎症を起こすと痰の量が増えて、
粘性の強い痰が出るため喉に絡みやすくなるんです。
しかし、何かの原因で気管に炎症が起きるとこの粘りの強い痰が
分泌されます。
[細菌感染による風邪]
仕事で疲れが溜まっている時などは抵抗力が衰えています。
細菌感染では喉で炎症が起きるので、痰の分泌量は増え、
粘性も増すので喉に絡みやすくなってきます。
細菌感染では痰の色は白色から黄色、または黄緑色に近い状態になることもあります。
その場合、粘性が強くて、ネバットとしているのが特徴です。
[気管支炎]
気管支炎には風邪に続いて起きる急性気管支炎場合と、
慢性気管支炎という喫煙習慣が長くある人に起こってくる場合があります。
この2つとも気管支に炎症が起きている状態で、痰が絡む咳をします。
急性気管支炎は、風邪が治ると痰がらみも少なくなってくるのですが、
慢性気管支炎になると90日以上、痰がらみが続く状態になってしまいます。
痰がらみの咳に加えて動作をしていると、呼吸困難など自覚症状がありますので、
なるべく早めに受診したほうが良いです。
[肺炎]
風邪が長引くことにに肺炎になることがあります。
読んで字のごとく、肺に炎症を起こす病気なのですが、この肺炎は微熱が続き、
それと同時に咳や痰が出るといった症状があります。
風邪が治ったと思って安心していたら肺炎にかかってしまったという場合もあります。
肺炎ですから、胸の音を聞くと普段聞こえない雑音が入ります。
肺炎を悪化させると熱が出て、激しい咳と色と味が強い痰が出ます。
咳に加えて、呼吸が苦しくもなるのでとてもつらいです。
[痰をきる薬は?]
病院で去痰薬を処方してもらうことです。
ドラッグストアでも痰を切るドロップや薬は売られていますが、
病院に行った方が原因もわかるし、その際、去痰薬を出してくれます。
痰が出るということは、気道や肺に入っている異物を取り出すことです。
その異物が残っている以上、からだは異物と戦っているので、痰は止まらないです。
咳が長引き、痰が切れない人は、病院で診てもらうことをお薦めします。