2017年の富士神社のお祭りは6月30日(金)・7月1日(土)です。
富士山の山開きと同時に例年開催される十条富士神社大祭は、
地元では昔から「お冨士さん」という愛称で親しまれています。
この十条のお祭りはなんとなく下町の雰囲気があり、楽しいですね。
お祭の規模としてはそれほど大きくはないんですが、小さいお祭ながら人出はすごいですよ。
今回はこの十条のお富士さんの大祭についてお伝えしていきます。
[十条の富士塚]
十条の富士塚は今の富士山を表すように溶岩に覆われ、頂上には富士山の神の霊を祀る石祠が置かれています。
お参りする人は、富士山にお線香を持ちながら昇り、頂上にある石祠に参拝すれば、実際に富士山に登り、参拝したのと同じように御利益があるといわれています。
まだ富士塚に行ったことがない人はぜひこの機会に行ってみてはどうですか。
[富士塚とは]
富士塚は富士の信仰に従って、富士山にまねて造られた山や塚のことです。
江戸時代から庶民に「お富士さん」と呼ばれ、現在まで親しまれています。
当時、江戸時代は庶民にとっては富士山への参拝は、夢の夢だったんです。
この富士塚は、表面を富士山から運ばれた溶岩で固めて、合目を見せた参道を作り、頂上には祠や石碑を祀って本物の富士山のように造り上げています。
今でも富士山といえば日本のシンボルと同時に神様なんです。
その富士山からの恵みを山開きと同時に間近で受けられるようにと作られたのが、各神社にある富士塚なんです。
山開きは7月1日です。
日程
●平成28年6月30日(木)・7月1日(金)
● 開催場所 十条冨士神社
● 交通・アクセス
JR京浜東北線 東十条駅下車 徒歩5分
JR埼京線 十条駅下車 徒歩10分
[江戸七富士とは]
東京には江戸七富士と呼ばれる七つの富士塚があり、「江戸七富士巡り」が行なわれています。
・品川富士(品川神社境内)
・千駄ヶ谷富士(鳩森八幡神社境内)
・下谷坂本富士(小野照崎神社境内) 重要有形民俗文化財
・江古田富士(茅原浅間神社境内) 重要有形民俗文化財「江古田の富士塚」
・十条富士(富士神社境内)
・音羽富士(護国寺境内)
・高松富士(富士浅間神社境内) 重要有形民俗文化財「豊島長崎の富士塚」
屋台は?
ここの屋台はすごいですよ。
屋台だけではなく、人出もすごいですよ。
富士神社から屋台が出ていて、しばらく歩いていくと踏切があります。
踏切を超えて商店街のアーケードまで屋台が右、左にとびっしりと出ています。
200店以上は出ていますね。
もう、夕方から夜にかけては歩けなくなり、買いたいものも買えないくらい人でいっぱいになります。
ありとあらゆる食べ物が買えます。
この十条のお祭りは他のメジャーのお祭よりすごいらしいです。
どういうことかと言いますと、露天屋さんの売り上げがこの十条のお祭りのほうが他のお祭りより
全然良いらしいんです。
ですから、ここでお店を出したい露店屋さんが大勢いるらしいです。
でも、もう入る余地がないようです。
それから、富士神社周辺にはたくさんのおまわりさんがいるんです。
お祭の営業時間が確か、20時30分までだと思うんですけど、時間が来るとお巡りさんが露店屋さんに
「電気を消しなさい」と言い、お客さんは買えなくなってしまうんです。
もしその後に何か買いたいものがあれば、踏切の方まで行ってください。
踏切の方はお巡りさんがいないので、こちらのほうで商売をしている露店屋さんは22:00頃まで商売をしていますよ。
お祭は2日間です。
時間があれば行ってみてください。楽しいお祭りです。